年金のまとめ——いくらもらえるか、手取り、何歳から、手続き
年金は「請求しないと始まらず、受け取り方と手続きで手取りが変わる」お金です。ここでは、年金の記事とツールを読む順番に並べました。上から順に読めば、ご自身の年金の額・手取り・受け取る年齢・やるべき手続きが一通り分かります。
まず押さえる数字
| 項目 | 数字 | 補足 |
|---|---|---|
| 基礎年金の満額(令和8年度) | 月70,608円 | 昭和31年4月2日以後生まれ。以前生まれは70,408円。標準的な夫婦で月237,279円 →記事 |
| 厚生年金の平均(令和6年度末) | 月約15万円 | 男性約17万円・女性約11万円。国民年金だけなら約5万4千円 →記事 |
| 手取りのモデル(ひとり暮らし・文京区) | 額面15万円→月平均約13万6,600円 | 介護保険料・国保・住民税で年約16.1万円が差し引かれる例 →記事 |
| 65歳で受け取り始める人(厚生年金・令和6年度末) | 約97% | 繰上げ1.2%・繰下げ1.9%(厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」) →記事 |
1. まず「自分はいくらもらえるか」を知る
国民年金(1階)と厚生年金(2階)の仕組みが分かると、ねんきん定期便のどこを見ればよいかが分かります。平均額は「自分の額」ではないので、定期便の見方まで読んでください。
- 年金はいくらもらえるか|満額70,608円・平均15万円と定期便の見方国の目安は基礎年金の満額が月70,608円、標準的な夫婦で月237,279円(令和8年度)。実際の平均は厚生年金で月約15万円、国民年金だけなら約5万4千円。ねんきん定期便のどこを見るか、概算の式、額面と手取りの違いまで。
- 国民年金と厚生年金の違い|1階と2階で分かる保険料と受給額国民年金は全員が入る1階で保険料は令和8年度で月17,920円の定額、厚生年金は会社員が給料の18.3%を会社と折半して入る2階。会社員は両方に入り両方を受け取ります。障害・遺族の違い、2026年10月・2027年10月からのパート加入拡大も。
2. 手取りは額面より少ない——差し引かれるものの正体
年金からは介護保険料・健康保険料・住民税・所得税が差し引かれます。何が・いくら・どんな条件で引かれるかを、ひとり暮らしのモデルで確かめます。確定申告で戻る人・不要な人の線引きもここです。
- 年金15万円の手取りはいくら|差し引かれる5つの正体と文京区モデル介護保険料84,300円・国保約62,100円・住民税約14,800円・所得税0円で年約16.1万円、手取りは月平均約13万6,600円(ひとり暮らし・年金のみ・文京区・令和8年度)。特別徴収の条件、205万円以上で届く扶養親族等申告書、確定申告不要制度の落とし穴。
- 年金14万円の手取りと生活費|平均受給額と男女差を数字で厚生年金の平均は月約15万円(男性約17万円・女性約11万円)、国民年金だけなら約5.4万円。額面14万6千円の例で差し引き後の手取り、単身の生活費との差、男女差、介護費用の平均542万円まで。
- 年金の確定申告|不要な人・戻る人、医療費控除でいくら動くか年金400万円以下・他の所得20万円以下なら申告不要。令和8年分は65歳以上なら年金205万円以上が源泉徴収の対象、基礎控除104万円。医療費30万円の年に所得税と住民税がいくら動くかを試算。
計算ツール
- 住民税非課税ライン 判定医療費の上限や介護保険料を左右する「非課税の線」。年金収入から、ラインまでの距離の目安が分かります。
- 介護保険料 目安計算・シミュレーション(65歳以上)65歳から全員が払う介護保険料。課税状況と年金収入から、国の標準13段階にあてはめた目安をシミュレーションできます。
3. 何歳から受け取るか——繰上げ・65歳・繰下げ
受け取り開始を早めると減り、遅らせると増えます。損得を断定せず、手取りと健康寿命の両方で考えます。基礎年金と厚生年金は別々に繰り下げられることも、あまり知られていません。
- 年金は何歳から受け取るか|繰上げ・65歳・繰下げを手取りで比較97%が65歳受給。繰上げ0.4%減・繰下げ0.7%増を手取りと健康寿命で考える。7つの落とし穴と3タイプ。損得を断定せず、検討の入口に。
- 年金の部分繰下げ|基礎だけ・厚生だけ・両方を手取りで比較基礎年金と厚生年金は別々に繰下げできる。3つの受け取り方を手取りで比較し、加給年金が止まる落とし穴、在職老齢年金との関係。損益分岐の計算ツールへ。
計算ツール
- 年金の繰上げ・繰下げ 損益分岐受け取りを早める・遅らせると総額でどうなるか。そして「元気に動けるうち」に受け取れる額はどう変わるか。ふたつの物差しで比べられます。
かんたん診断
- 年金の受け取り方タイプ診断繰上げ・65歳・繰下げ。考え方の整理として、どの受け取り方から検討するのがよさそうかをタイプ分けします。
4. 働きながら受け取る——在職老齢年金
給料と年金の合計が基準を超えると、超えた分の半分が止まります。基準が51万円から65万円に変わった改正を計算例で確かめ、ご自身の数字はツールで。
- 在職老齢年金の改正|働くと年金が減る基準が51万→65万円給料と年金の合計が65万円を超えると超過分の半分が停止。改正前51万円との比較を計算例で。対象者と対象外、停止分は増額されない注意。計算ツールへ。
計算ツール
- 在職老齢年金 支給停止 目安計算働きながら年金を受け取ると減る?給料・賞与・年金額から、支給停止額の目安と改正(51万円→65万円)前後の差が分かります。
5. 請求と手続き——もらい漏れを防ぐ
年金は自動では始まりません。65歳前に届く書類の順番と、はがきを返さないと受け取れない給付金。期限のある手続きを、届く順にまとめています。
- 65歳までにやる年金手続き|緑の封筒・はがき・もらい漏れ4つ年金は請求しないと始まらない。3か月前に届く封筒、誕生日前日から提出、はがきの落とし穴、加給年金・振替加算・給付金・企業年金連合会の請求漏れ。持ち物とチェックリスト。
- 年金生活者支援給付金|月5,620円基準、はがきを返さないと0円住民税非課税で年金が少ない人への上乗せ。令和8年度の基準額5,620円、所得の線、請求は翌月分から、はがきを10〜12月に返せば10月分から。免除期間の計算と特例。
6. 夫婦の一方が亡くなったあとの年金
何が残り、何が消え、何が4分の3になるのか。遺族年金には「請求の時効5年」と「2028年改正の5年」というまったく別の2つの5年があります。
- 夫婦の年金がひとり分になるとき|遺族厚生年金の4分の3配偶者が亡くなると何が残り、何が消え、何が4分の3になるか。モデル年金23.7万円が14.2万円になる試算、遺族厚生年金の計算式2つ、非課税、繰下げとの関係。
- 遺族年金の2つの5年|請求の時効と2028年改正は別の話請求しないと5年で時効、遡れるのは5年分。未支給年金の順位と手続き。2028年4月の改正で「5年で終わる」のは対象が限られ、既に受給中の人は影響なし。比較表で整理。
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掲載している制度や金額は、各記事の出典と確認日にもとづきます。改定されることがありますので、実際のお手続きの前に最新の内容をご確認ください。